去年の夏休み、私は友達のケンさんに頼まれて、山の近くにある小さい町へ行きました。その町にはケンさんのおじいさんとおばあさんが住んでいます。私は都会で生活しているので、自然の多い所へ行くのは久しぶりでした。出発の日の朝、私はいつもより早く起きて、シャツ、ズボン、セーター、帽子をかばんに入れました。そして家を出て、駅から電車に乗りました。途中で地下鉄やバスにも乗りました。窓の外を見ると、高い建物が少しずつ減って、山や川や森が見えるようになりました。
昼ごろ、私はその町に着きました。駅の入り口でケンさんが待っていてくれました。
「こんにちは。長い時間、お疲れさま!」
「ありがとう。少し疲れたけど、大丈夫です。」
私たちは一緒に歩いて家へ向かいました。道の両側には木や花がたくさんありました。空は青く、風は暖かくて、とても気持ちが良かったです。
家に着くと、おじいさんとおばあさんが笑顔で迎えてくれました。
「いらっしゃい。ゆっくりしていってください。」
私は「よろしくお願いします」と言って、部屋へ入りました。部屋には大きいテーブル、本棚、時計、ソファーがありました。窓の外には広い庭が見えました。庭には赤い花、黄色い花、白い花が咲いていました。
その日の晩ご飯は本当にごちそうでした。ご飯、味噌汁、魚、野菜、それに天ぷらが並んでいました。私はたくさん食べました。
「美味しいですね!」と言うと、おばあさんはとても嬉しそうでした。食事の後、みんなでお茶を飲みながら話しました。おじいさんは若い時の話を聞かせてくれました。私は時々質問をして、興味深い話をたくさん聞きました。
次の日の朝、私たちは早く起きました。朝ご飯を食べた後、おじいさんと一緒に畑へ行きました。畑にはトマトやきゅうりなどの野菜がありました。私は野菜を取るのを手伝いました。仕事は少し大変でしたが、とても楽しかったです。
「都会ではこんな経験はあまり出来ませんね。」と私が言うと、おじいさんは笑いながら、「自然は大切だよ。」と答えました。
午後には近くの川へ行きました。川の水はとてもきれいで冷たかったです。魚が泳いでいるのも見えました。私たちは写真を撮ったり、石を集めたりしました。その後、森の中を歩きました。小鳥の歌が聞こえて、空気も新鮮でした。都会と全然違うと思いました。
三日目は町の図書館へ行きました。小さい図書館でしたが、本がたくさんありました。私は日本の歴史についての本を読みました。ケンさんは漫画を借りました。図書館を出た後、喫茶店に入りました。私はコーヒーを、ケンさんはジュースを注文しました。そこで二時間ぐらい話しました。学校のことや将来のことなど、いろいろな話をしました。
四日目の夜、突然雨が降り出しました。最初は小さい雨でしたが、だんだん強くなりました。風も強くなって、外は少し危ない感じでした。しかし家の中は暖かくて安心でした。おばあさんは温かいお茶を入れてくれました。窓の外の雨を見ながら、みんなでゆっくり過ごしました。
五日目、町のお祭りが始まりました。広場にはたくさんの人が集まっていました。子供も大人もみんな元気でした。店ではアイスクリーム、お菓子、ジュースなどが売られていました。私は焼きそばと飴を買いました。夜になると火が上がり、空が明るくなりました。音楽が流れて、人々はダンスを楽しみました。私ははじめてその町のお祭りを見ましたが、本当に面白かったです。
六日目には、近くの植物園と美術館へ行きました。植物園では色々な花や木を見ました。珍しい植物もあって、とても勉強になりました。美術館では美しい絵を見ました。青い海や白い山を描いた作品が特に印象に残りました。私も絵を描くのが好きなので、大変参考になりました。
とうとう帰る日になりました。朝ご飯を食べた後、荷物をまとめました。おばあさんは果物やお菓子を持たせてくれました。おじいさんは「また来てください。」と言いました。
私は「ぜひ来ます。本当にありがとうございました。」と答えました。駅まで歩きながら、この一週間のことを思い出しました。楽しいことも、初めて経験したこともたくさんありました。
電車が来ると、私は窓の近くの席に座りました。山や川や森が少しずつ遠くなっていきました。しかし、その美しい景色や優しい人たちのことは忘れません。私は心の中で、「またいつか、この町へ帰ろう。」と思いました。そうして、特別な一週間は終わりました。けれども、その思い出は今でも私の大切な宝物です。